こんにちは、リーです。
イマココラボのメディア担当になって1ヵ月。日々変化しつづけるチームのそばで、「このチームをどう表現すればいいのだろう?」と観察していると、ひとつの気づきがありました。
それは、チームの中には大きく分けて2つの性質を持つ人がいるということ。
- 空を飛ぶ人:俯瞰し、新しい視点を生み出す人
- 地を歩く人:現場を丁寧に観察し、形にしていく人
この“両者が重なる場所”にこそ、創造の芽が生まれるのではないか──。
この記事では、イマココラボの日常の一端を切り取りながら、「新しい価値を生むチームの在り方」について考えてみたいと思います。
空を飛ぶ人と地を歩く人、それぞれの役割
会議やプロジェクトの現場を見ていると、この2つのタイプが互いに作用し合っていることに気づきます。
- 空を飛ぶ人だけだと、アイデアは舞い上がったまま。
- 地を歩く人だけだと、改善止まりでスケールしない。
創造とは、この両者が同時に働いたときに「現実の力」を持つのだと思います。
ビジネス領域における“空を飛ぶ人”と“地を歩く人”
イマココラボの共同代表、いなさんとむらさんは、まさにこの好例です。
いなさんは、SDGsという少し難しい概念を、誰もが体感できるカードゲームとして広げようと発想しました。いなさんのアイデアをもとに、むらさんが仕組みやロードマップを丁寧に構築。
その結果、2030SDGsのワークショップは、2016年から現在に至るまでに世界で約40万人が体験する一大ムーブメントに成長しました。
これはまさに、空と地が噛み合った好例だと思っています。

ある日の編集ミーティングの風景
普段のミーティングでも、両者の違いはよく現れます。
例えば、先日の編集会議でのこと。
Live Media の記事ネタを集めようと、私はいなさんとみっきーに声をかけました。
最初は二人とも静かに計画を聞いていたのですが、数分後には会話が羽ばたき始めます。
「そういえば、あれも面白いよね」
「それって、こういう見方もできるんじゃない?」
アイデアが小鳥の群れのように舞い上がる2人を横目に、私は「どう形にしようかな?」と地面を踏みしめて考える…。
ときどき「そろそろ降りてきて…!」と思う瞬間もありますが、二人を信じてしばらく飛ばしておくと、ポン!と“創造のタネ”が生まれる。
そのタネをみんなで育てていく過程に、チームで働く面白さを感じています。
イマココラボのメンバー分布図
イマココラボには、空を飛ぶ人も、地を歩く人も、そしてその両方を行き来する人もいます。
そこで、私の独断と偏見で、メンバーの分布図を作ってみました。
羽が大きい人、小さめの人。
羽の色が濃い人、薄い人。
脚が長い人、ほっそりしている人。
一人ひとりが異なる形の“羽”と“足”を持っていて、その得意が重なり合うことで、チームの推進力が生まれています。

空と地が重なる瞬間に、創造は立ち上がる
違いを信じ、一緒に飛び、歩く。
そのあいだにあるのが、信頼とコミュニケーションです。
- 空を飛ぶ人の発想を引き出す
- 地を歩く人の実行力を活かす
- 両者の“あいだ”で対話を続ける
自分はどちらの性質を持ちやすいのか。
そして、チームの中でお互いの違いをどう活かせるのか。
どちらが優れているかという話ではなく、
「違いを組み合わせられるチームかどうか」 が、創造の源になるように思います。
イマココラボには、ワークショップやファシリテーションの熟練者がたくさんいます。
チームづくりやコミュニケーションのお悩みがあれば、どうぞ気軽に声をかけてみてください。
“関係性マニア”のメンバーが、きっと喜んでご一緒します。