あなたの企業も、サステナビリティ推進に向けて、このような取り組みをしていませんか?
- 社内報を新しくした
- サステナビリティの特集ページを増やした
- e-learningを導入し、全社員に一括で教育した
- 社内に啓発ポスターを貼り、講演会を開いた
それなのに、社内の空気感が何も変わった気がしない。
この感覚は、今、多くの企業が感じていることではないでしょうか。
やたらと増える情報、変わらない現場
企業が「サステナビリティを浸透させたい」と考えたとき、多くの場合、まず行うのは「情報を増やすこと」です。
だから、ポスターを貼り、メールを配信し、社内報で特集を組みます。
e-learningを導入し、講演会を開く企業もあるでしょう。
けれど、現場からは、こんな声をよく耳にします。
「情報は見ているけれど、忙しくてちゃんと読めていない」
「また新しい施策が始まった、という感じ」
「自分たちの仕事と、どう関係するのか分からない」
社員たちは、確かに情報には触れています。
それなのに、どこか”自分のこと”として腹落ちしていない。
この矛盾こそが、多くの組織が立ち止まってしまう理由なのかもしれません。
本当に足りないのは、「つながり」かもしれない
ここで、ある仮説を立ててみます。
企業が「情報発信が足りない」と考えている一方で、
本当に足りないのは、「つながり」だとしたらどうでしょうか?
トップの想いと、現場の日々。
社会課題と、自分たちの仕事。
自分がこの会社で働く意味。
それらが、うまく結びついていない。
だから、「なぜこれをやるのか」を、
自分の言葉で語れなくなってしまうのです。
つまり、情報には触れているけれど、
自分の人生や日常の中で、まだ”意味”として結びついていない。
これを組織開発の世界では「自分ゴト化されていない」と表現します。
少し難しい言葉かもしれません。
でも、この感覚の中に、
多くの組織が抱えている課題が、
隠れているように思うのです。
知識と感情だけでは、人は動かない
考えてみると、人が自らの意思で「行動する」ようになるまでには、知識だけでは足りません。
例えば、テレビやSNSで、
「朝日を浴びることは健康に良い」という情報を見たとします。
でも、それだけで翌朝から、急に早起きが習慣になるわけではありません。
実際に朝日を浴びてみて、
「あ、気持ちいいな」と感じる。
その実感があって初めて、
「朝日を浴びるって、いいんだな」と自分の中で意味づけされていく。
そして少しずつ、習慣になっていくのだと思います。
企業の中でも、きっと同じことが起きています。
「持続可能な社会は大切です」
「SDGsに貢献することは企業の責任です」
それらは、確かに正しいです。
でも、正しさだけでは、
人の心は動きません。
一人ひとりが、
「これは自分たちの仕事につながっている」
と感じるためには、
感情が必要なのだと思います。
そして、その感情を通して生まれる、
小さな”気づき”。
「自分たちの仕事って、
社会とこんなふうにつながっていたんだ」
その実感こそが、
“自分ゴト”の始まりになるのかもしれません。
組織が変わる、”5つの段階”
組織の中で、
何かを”浸透”させようとするとき。
実は、人の気持ちや行動には、
いくつかの段階があるのだと思います。

まずは「知る」。
情報に触れ、
「そんな考え方があるんだ」と知る段階です。
次に「感じる」。
体験したり、
誰かの想いに触れたりしながら、
少しずつ心が動いていく。
そして「考える」。
自分の仕事や経験と重ね合わせながら、
「これは自分たちにも関係があることなんだ」
と意味づけしていく段階です。
そこまで来て初めて、
人は「動く」。
行動が変わり始めます。
そして、その変化が周囲へ広がっていくことで、
少しずつ組織の空気や文化も変わっていく。
多くの組織は、
最初の「知る」までは辿り着いています。
でも、その先の
「感じる」「考える」
が抜け落ちてしまっている。
だから、
どれだけ情報量を増やしても、
なかなか行動までは変わっていかないのです。
「知る」だけでは、
人は動かない。
「感じる」と「考える」。
その間のプロセスがあって初めて、
情報は”意味”へ変わっていくのだと思います。
知識が「意味」に変わる瞬間
では、「感じる」と「考える」は、どうすれば生まれるのでしょうか。
私たちが大切にしているのは、”共通体験”と、”対話”です。
例えば、イマココラボが提供している「2030SDGs」というワークショップ。
参加者は、
ゲームを通して、
“現実を模した世界”を体験します。
その中で、
自分の選択が何を生み出すのか。
誰かの行動が、
どんな影響を与えるのか。
頭で理解するのではなく、
自分自身の感覚として、
それを体験していきます。
そして、ゲームの後には、
参加者同士で対話を行います。
「あの場面で、どう感じた?」
「なぜ、その行動を選んだ?」
「自分たちの仕事って、
実はこんな役割を持っていたんだね」
そんな対話を重ねる中で、
少しずつ、
“知識”が”意味”へ変わっていく。
すると、
これまでどこか遠く感じていた
「持続可能性」という言葉が、
自分たちの日常や仕事と、
つながり始めるのです。
組織変革は、「心の変化」から始まる
組織が変わるとき。
それは、
綺麗に整えられた制度や、
新しいプロセスから始まるわけではありません。
一人ひとりの社員が、
「あ、自分たちの仕事って、
こういう意味があったんだ」
と、心のどこかで気づく。
誰かから与えられた知識ではなく、
自分自身が体験し、
感じ、考える。
そのプロセスを通して初めて、
“気づき”は、
自分の中に根づいていきます。
だからこそ、
企業が本当に必要としているのは、
単に情報発信を増やすことではなく、
社員一人ひとりが、
「これは自分たちのことなんだ」
と感じられる環境をつくることなのかもしれません。
問いを持てる組織へ
では、あなたの組織は、今どこの段階にいるのでしょうか。
情報はたくさん発信しているのに、どこか社員の反応が薄い。
もし、そう感じているとしたら、
「感じる」と「考える」の段階が、
まだ組織の中に存在していないだけなのかもしれません。
一人ひとりが、自分の言葉で「なぜそれが大切なのか」を語り始めるとき、
組織は少しずつ変わり始めます。
情報ではなく、”意味”を届ける
組織というのは、結局のところ、人の集まりです。
一人ひとりが、
「これは、自分たちの仕事につながっている」と感じられたとき、
その小さな実感の積み重ねが、
少しずつ組織の空気を変えていくのだと思います。
情報を届ける時代から、
“意味”を届ける時代へ。
私たちが掲げている「ビジネスは冒険だ」
という言葉も、
もしかすると、
そこにつながっているのかもしれません。
自分の仕事と、
人生の意味が、
もう一度つながり直していく。
その先に、
これまでとは違う景色が、
見えてくるのだと思います。
まずは、”体験”から始めてみませんか
イマココラボでは、
2030SDGsゲームを通じた体験会や、
企業向けワークショップを実施しています。
「サステナビリティが大切なのは分かる。
でも、どうすれば社員一人ひとりの”自分ゴト”になっていくのか分からない」
そんな悩みを持つ企業の方々と、
実際に多く出会ってきました。
だからこそ私たちは、
単なる知識提供ではなく、
“感じる”
“考える”
“対話する”
というプロセスを大切にしています。
また、
サステナビリティ推進や、
組織内への浸透に関するご相談も受け付けています。
「まず何から始めればいいのか」
という段階からでも大丈夫です。
もし、
あなたの組織の中にも、
“まだ言葉になっていない違和感”があるのなら、
ぜひ一度ご連絡ください。
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